もはや“シャシーの王者”ではなくなったレッドブル

 新たな空力規定により、2017年シーズンはこの分野で実績のあるレッドブルが活躍するだろうというのが大方の予想だった。しかしリカルドは、V6ハイブリッド・ターボエンジンの登場以来、チームはずっと追い上げのための作業を続けていると、くぎを刺す。また以前はレッドブルが優位にいたシャシーの領域でも、ライバルチームが追い付きつつあるとして、次のように述べている。

「エイドリアン・ニューウェイは間違いなく一流だが、最近ではフェラーリやメルセデスなどのトップチームも優秀なテクニカル部門を抱えている。僕らには高い開発能力があり、昨シーズンは特にその部分が優れていた。けれども優勢な状態で(シーズンを)スタートできなかったことは、強みではなく弱点だ」

「残念なことだが僕がチームに入って以来、シーズンの初めはいつも追い上げ作業に時間を費やしている」

 チームメイトのマックス・フェルスタッペンは、レッドブルは「こうした状況になることはオフシーズンテストでわかっていた」としており、解決策を探り出すまでの間は、現状から最大限の力を引き出すべく努力するしかないと言う。

「もちろん優勝争いができる位置にいたい。でもそれが無理なら、うまく付き合いながら現状を最大限に生かす努力をするしかない。それこそ、僕らがやっていることだ。(うまくいかない)原因が何か、どうなっているのかがわかっていれば、もう上位に返り咲いているよ」

本日のレースクイーン

優羽ゆうは
2025年 / スーパー耐久
LOVEDRIVE RACING
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円