一方、最後尾からの追い上げとなったベッテルはすぐにレースリーダーのロズベルグとほぼ同じラップタイムまでペースアップ。すると、これを見た2ストッパーの5番手ボッタスと7番手マッサのウイリアムズ勢が10周を前に早くもピットインしてベッテルと同じミディアムタイヤに交換する。だが19番手スタートのキミ・ライコネンの後ろ、9番手でコースに復帰したボッタスは22周目にようやくオーバーテイクを決めるもライコネンの抵抗にあってフェラーリと接触。幸いウイリアムズに大きなダメージはなかったが、弾き飛ばされる形となったライコネンはその場でリタイア。完全にツキに見放されたフェラーリはベッテルも11番手まで挽回したところで今度はスピン。再びポジションを落とす苦しい展開を強いられた。

 そんななか、レースリーダーのロズベルグは中盤以降も2番手ハミルトンに3秒のギャップを保ち順調に走行。45周を過ぎると、3番手を走るクビアトに30秒以上のリードを築くなど2台は早くも独走状態に持ち込んだ。するとメルセデス陣営は終盤のタイヤの磨耗を考慮して安全策の2ストップ作戦へ変更を指示。46周目にロズベルグがピットインすると、最初は抵抗していたハミルトンも2周後の48周目に渋々ピットイン。先頭でコースに復帰したロズベルグはなおもレッドブル勢に15秒のリードを持って終盤を迎えた。

 しかしレースが残り20周を切った52周目、フェラーリのベッテルがコースオフしてバリヤにクラッシュしてしまう。これでレースはセーフティカー(SC)が導入され、2回目のタイヤ交換を控えていたドライバーがこのタイミングでピットイン。1ストップ作戦でリードを築いていたドライバーも2度目のタイヤ交換を実施し、ロズベルグとハミルトンの優勝争いとともにレースは仕切り直しとなった。

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