F1アメリカGPの決勝でランド・ノリス(マクラーレン)に大きな影響を及ぼしたペナルティは、スチュワードが下した判定のなかで唯一物議を醸したものではなかった。マクラーレンのもうひとりのドライバーであるオスカー・ピアストリも、土曜日のスプリントレース中にターン12で起きたインシデントで5秒ペナルティを科されたのだ。

 ピアストリはそのコーナーの進入時にピエール・ガスリー(アルピーヌ)をオーバーテイクして、出口までに使えるスペースをすべて使い、ガスリーはランオフエリアに向かうことになった。しかし、両者がエイペックスに到達してクリーンに動いた時点で、ピアストリはすでにガスリーの前にいた。そのため、日曜日のレース終了時にピアストリがペナルティに腹を立て、フェラーリの両ドライバーが彼の側に立ったのも不思議ではない。

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