「レースが通常に進行されている状態でピットストップを行うと、バルセロナの場合、約21秒のロスになる。しかし、VSCになると本コース上を走行している全員、スピードが遅くなり、ピットレーンを通過するスピードは変わらないので、相対的にピットストップのロスはかなり少なくなる。正確な数字はわからないが12秒とか13秒だろう。つまり、8~9秒、得をする」

F1スペインGP ルイス・ハミルトン
F1スペインGP ルイス・ハミルトン

 VSCが解除されたのはハミルトンがピットロードを走行していたとき。ベッテルはメインストレートエンドにいた。つまり、メインストレート1本分、VSCの速度で走行したベッテルは、翌周全開でストレートを通過するハミルトンに対して、不利を受けることとなった。

 しかし、その時点でソフトしか履いていなかったベッテルはもう1回ピットインしなければならなかったため、翌37周目ピットインすることを決断。7秒以上あった2人の差はなくなり、ピットアウトした後、1コーナーでサイド・バイ・サイドとなり、7周後の44周目にソフトタイヤを履くハミルトンがミディアムタイヤを履くベッテルをオーバーテイクして逆転に成功した。

 ただし、この時点で残り周回数は22周あった。36周目にソフトタイヤに変えたハミルトンは、チェッカーフラッグまで30周を走らなければならず、タイヤが持たない可能性があった。

 そのタイヤマネージメントをしっかりと行ったハミルトン。マジックコールに負けない、マジックドライビングだった。

F1スペインGP ルイス・ハミルトン
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