この第5戦から、3スペックのドライタイヤ選定がフリーになる。最も軟らかいウルトラソフトを11セットとしたのはレッドブル、ウイリアムズ、ルノーの3チーム。9セットはメルセデスとトロロッソの2チームだけで、他の5チームは10セット。硬め指向なメルセデス、軟らかめなレッドブル、フェラーリはその中間。チョイスは分かれた。

 インディ500挑戦のフェルナンド・アロンソに代わり、1戦限りの復帰を決めたジェンソン・バトンがひとりだけ3スペックで一番硬いソフトを2セット選択。その意味は17年マシン慣熟走行が目的、これで周回を重ねる方針なのだろう。

 まったく事前に実走しないまま、シミュレーターだけで十分というのが彼とチームの判断。もし、マシンとパワーユニットにトラブルが出たら、慣熟テストのプログラムがこなせないことになる。昨年アロンソ予選10位、決勝5位、バトン予選13位、決勝9位とダブル入賞を決めたが、それに近い結果を挙げられるか。ノートラブルな週末を望むばかりだ。

■今宮純が厳選するF1第6戦モナコGP 7つの見どころ

キャッチポイント1
 レッドブル・ルノーが昨年ポールポジションを奪取、ダニエル・リカルドが善戦2位。現時点では第3の存在にいて、低中速エリアで2強に比べ“切れ味”がもうひとつ。ドラッグ軽視、ダウンフォース重視、モナコ対策のエアロパッケージでくる。ルノー製パワーユニット(TAGホイヤー)もドライバビリティ・チューンに賭けている。

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