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F1 ニュース

投稿日: 2017.05.31 11:37
更新日: 2017.05.31 11:38

【F1モナコGP無線レビュー】大荒れとなったモナコの週末。初走行の新人全員にクラッシュの洗礼

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F1 | 【F1モナコGP無線レビュー】大荒れとなったモナコの週末。初走行の新人全員にクラッシュの洗礼

 60周目にはポルティエでジェンソン・バトンがパスカル・ウェーレインのインに飛び込み、浮き上がったウェーレインのマシンは片側2輪走行でアウト側のウォールに横倒した状態でぶつかって止まった。

ザウバー(以下、SAU)「パスカル、聞こえるか? 聞こえるか!?」

ウェーレイン「あぁ、聞こえるよ。大丈夫だよ。クルマから出られるともっと良いんだけどね」

SAU「しばらく辛抱してくれ」

 ワイド化されたマシンでオーバーテイクが極端に難しいことに加え、リヤウイングが低く下がったことで「今年のミラーは極めて後ろが見えづらい。それはFIAにもチームにも報告した」と初めて今季型マシンに乗ったバトンが言うような要素も影響したようだ。

 セーフティカー走行中の64周目にはマーカス・エリクソンがターン1でラインをはずしタイヤカスに乗ってクラッシュ。エリクソンはそれ以前から「プッシュするたびにウォールに突っ込みそうになる! 全然グリップがない!」と不満を訴えていた。

SAU「何が起きたんだ?」

SC先導中にウォールにクラッシュしたマーカス・エリクソン
SC先導中にウォールにクラッシュしたマーカス・エリクソン

エリクソン「あ~~ッ! ウォールに突っ込んだ」

 そしてリスタート直後の67周目にはバンドーンまでもが同じようにターン1でクラッシュ。

 マシンが速くワイドになったことで、屈指のドライバーサーキットであるモナコの難易度はさらに上がった。それを如実に示すような大荒れの週末だった。


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