メルセデスが、ロシアGPに向けた開発で「2トークン」を使用したことは既報のとおりだが、いくつかの謎が残っている。

 ひとつは、この情報が、どこから出てきたのか。トークンの使用数は開幕戦でFIAから発表があったが、今回のロシアGPで報道されているフェラーリ(3トークン)に関しても、今回のメルセデスに関しても、FIAから公式なリリースは出ていない。ニュースが流れた直後、メルセデスAMGの広報は「2トークンを燃料システムに使用した」ことを認めたものの、その前に報道されていることからもわかるように情報源は広報ではない。

 では、どこから漏れたのか。考えられるのはチーム関係者だが、ニュースを最初に流した人物に尋ねると、情報源は意外なところ……FIAだった。

 ふたつめの疑問は、パワーユニット本体の変更ではないので新たなユニットを投入する必要はないが、トークンは消費するということだ。何を変えると、そんな事態が起きるのか。考えられるのは、先日お伝えした「セミHCCI (Homogeneous-Charge Compression Ignition/予混合圧縮着火)システム」に関わる改良ではないかということだ。セミHCCIシステムで肝となるのは、噴射装置(インジェクターなど)と点火装置(イグニッションなど)だ。

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