フェラーリが、F1ロシアGPにトークンを使用した新しいパワーユニットを投入する。木曜日の段階で詳細は明らかにされていないが、使用した数は「3トークン」と言われ、使用した箇所はICEだと言われている。しかし本来フェラーリは、この段階でのトークン使用は考えていなかったと、フェラーリの事情に通じている関係者は語る。 

「バーレーンGPのフォーメーションラップでブローしたセバスチャン・ベッテルのパワーユニットのトラブル原因は『燃料噴射システムにあった』とフェラーリ側は説明しているが、実はエンジン本体の耐久性にあった。そのためフェラーリは信頼性向上を理由に、トークンを使用しないでエンジン本体の改良することを試みた。ところがFIAは、それはパフォーマンス向上につながるとして認めなかったらしい」 

 この一件で噂されているのが「セミHCCIシステム」の採用である。HCCIとは、Homogeneous Charge Compression Ignitionの頭文字を略したもので、日本語に訳すと「予混合圧縮着火」となる。ガソリンと空気を混合(予混合)させて、一定の圧力と環境下に置くことで、自発的に着火を行うシステムだ。一見、ディーゼルエンジンと同じように思われるが、ディーゼルエンジンと違うのは、HCCIは常に自発的に着火を行うわけではなく、加速時には通常のプラグによる燃焼が行われる。

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