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F1 ニュース

投稿日: 2016.05.01 01:22

分析:デグラデーションの小さいロシアGPで、真の実力差が明らかになる?

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F1 | 分析:デグラデーションの小さいロシアGPで、真の実力差が明らかになる?

【ロングランペースの順位(スーパーソフト)・チーム別】
1 メルセデス(ハミルトン):1分41秒866(7周)
2 ウイリアムズ(ボッタス):1分42秒740(8周)
3 トロロッソ(フェルスタッペン):1分42秒758(3周)
4 フェラーリ(ライコネン):1分42秒968(15周)
5 フォース・インディア(ペレス):1分43秒752(11周)
6 マクラーレン(アロンソ):1分43秒790(7周)
7 ザウバー(ナッセ):1分44秒277(10周)
8 レッドブル(クビアト):1分44秒432(9周)
9 マノー(ウェーレイン):1分45秒233(7周)
10 ハース(グロージャン):1分45秒428(7周)
※ルノーはスーパーソフトでロングランを行わず

【ロングランペースの順位(ソフト)・チーム別】
1 ウイリアムズ(ボッタス):1分41秒709(7周)
2 メルセデス(ロズベルグ):1分42秒509(5周)
3 レッドブル(クビアト):1分43秒030(5周)
4 トロロッソ(サインツ):1分43秒170(21周)
5 フォース・インディア(ペレス):1分43秒467(11周)
6 マクラーレン(バトン):1分43秒520(9周)
7 ザウバー(エリクソン):1分44秒058(4周)
8 ルノー(マグヌッセン):1分44秒212(20周)
9 ハース(グティエレス):1分44秒503(6周)
※フェラーリとマノーはソフトでロングランを行わず

 こうして見ると、かなり新鮮なランキングではないだろうか。特に目立つのは、ソフトタイヤでのロズベルグ、スーパーソフトでのダニール・クビアトのパフォーマンスが振るわなかったことだろう。例によってトロロッソが金曜のロングランでは好位置につける一方で、ハースは上海からの苦戦が続いているようだ。

 ロングランのペースが良くないことが多いフォース・インディアとマクラーレンは、ここでは好調そうに見える。おそらく彼らはタイヤのデグラデーションが大きくないことに助けられている。

 ライコネンのベストタイムはそれほど速くないものの、スーパーソフトで15周を走り、その終盤に最速タイムを記録している。前回の上海では、ほんの数周でスーパーソフトが限界を迎えたのとは好対照だ。また、リカルドもソフトタイヤで19周のランを行い、最後の周が最速だった。

「ここはタイヤには、かなり優しいコースだ」とバトンは言う。「そして昨年のソチのデータと比べても、今年ここまでの他のコースと比べても、タイヤのもちが、ずっと良くなっている。かなり長いスティントを走れるだろうね」

「誰もが決勝は1ストップか2ストップを考えていると思う。どちらかと言えば、1ストップの可能性が高いかもしれない」

 ハミルトンは、タイヤ交換の回数が少ないことで退屈なレースになってしまう可能性はあるものの、タイヤのもちが良いということは、それだけドライバーが全力でプッシュできる時間が長いことを意味すると指摘した。また、そうなるとマシンの相対的な競争力が、そのまま順位に反映されやすくなる。新しいパワーユニットを投入したフェラーリが、実際のところ、どこまでメルセデスに迫ったのか。このロシアGPで明らかになるかもしれない。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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