☆☆☆☆ マックス・フェルスタッペン
 とうとうリタイア率50%。ここまで8戦・全489周中の277周走行はレギュラー勢で最下位。FP1も2もトップ(初めて)、バクー高速コースをロー・ダウンフォースのままで踊るように飛ばした。高いボトムスピード、広いコーナリングライン、直線以外ではたえずスライドするのを精密コントロール。彼のどこかに“壁センサー”がついているのだろう。

☆☆☆☆ ランス・ストロール
 表彰台に上がった史上208人目が、18歳239日のストロール。初日からミスなく、イエロー・フラッグを出すこともなかった。カーナンバー18を19と見間違えるほど、まったく初めてのコース、8戦目での3位がさらなる飛躍台となるだろう(いやそうなってほしい)。

2017年第8戦アゼルバイジャンGP ランス・ストロール(ウイリアムズ)が初表彰台。ウイナーのダニエル・リカルドと喜びを分かち合う
2017年第8戦アゼルバイジャンGP ランス・ストロール(ウイリアムズ)が初表彰台。ウイナーのダニエル・リカルドと喜びを分かち合う

☆☆☆☆ リカルド
 3位~3位~3位~1位、4戦連続表彰台は彼自身初めて。フェルスタッペンに予選で及ばなくとも、気持ちを切り替えてくるメンタルの強さを感じる。それが「レース運」をよびこむのだろうか。一方でレッドブル・チームは全8戦に最低の685周、相当シビアな攻めるマシン設定をしているのがこの記録から分かる。

2017年F1第8戦アゼルバイジャンGP ダニエル・リカルド(レッドブル)が優勝
2017年F1第8戦アゼルバイジャンGP ダニエル・リカルド(レッドブル)が優勝

☆☆☆☆☆ フェルナンド・アロンソ
 印象に残るシーンを35周目前後に見た。6位アロンソ+7位ベッテル+8位ハミルトン、コーナーでありったけの技で抵抗しもう無理と察知したらロスなく(邪魔せずに)身を引く。「勝っていなければならないレース」と言ったその言葉には、深い意味がある。

 たんなる“批判“ではない、心の叫びと受けとめられるからだ。歴代王者のうちアロンソの今の立場を受容し、アロンソのような『不屈のレース』ができる者は居ないのではないか。開運の時が早くくることを願う――。

2017年F1第8戦アゼルバイジャンGP フェルナンド・アロンソ、ルノー元代表ブリアトーレ
2017年F1第8戦アゼルバイジャンGP フェルナンド・アロンソ、ルノー元代表ブリアトーレ

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