■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=3位
 残り数周になるまでは、それほど悪くないレースだった。終盤、突然問題に見舞われた。左フロントタイヤが何の前触れもなく壊れたんだ。エアは抜けていなかったが、ラバーの一部がはがれ落ちた。

 その問題さえなければ、2位は確実だったから残念だ。僕らにふさわしいのはもっと上位のリザルトだった。

2017年F1第10戦イギリスGP 決勝終盤、キミ・ライコネン(フェラーリ)のタイヤにトラブル発生
2017年F1第10戦イギリスGP 決勝終盤、キミ・ライコネン(フェラーリ)のタイヤにトラブル発生

 マシンにいくつか変更を加えたら、感触がよくなったようだ。そういうときには自信を持って走れるし、プッシュできる。今後のレースでもこういう状態が続くことを願っている。

 ただ、今日はライバルたちと比べると、少しスピードが足りなかった。僕らはやれることはやったが、この手のサーキットでメルセデスに追いつくためには、もっと努力する必要がある。ここは僕らにとって最も得意とはいえないタイプのコースだ。     
     
 次のレースでどうなるかが楽しみだよ。ハンガロリンクはここよりも僕らのマシンとの相性がいいはずだ。  

■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=4位
 ポジティブな一日だ。完走して、またたくさんのポイントを獲得することができてうれしいよ。

 終盤、セブ(ベッテル)のタイヤがパンクしたけど、僕らはラッキーだったと思う。後ろとのギャップが十分あることが分かっていたから、大事をとって僕はピットインした。左フロントの感触があまりよくなかったし、フェラーリに起きていることを見て、安全策をとった。キミ(・ライコネン)がピットに入るのを知っていたら、ステイアウトして彼の前に出ることを考えたかもしれないけど、確実に完走するために慎重にいくことにした。

 このコースは高速コーナーが多く、左フロントに負担がかかるから、終盤問題が出てくるかもしれないことは分かっていた。

2017年F1第10戦イギリスGP レース序盤、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と戦ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2017年F1第10戦イギリスGP レース序盤、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と戦ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 序盤の話をすると、セブより自分の方がずっと遅いのは分かっていたから、何としても前のポジションを守り切ることに集中し、同時に楽しむことにした。僕にはそれしかできなかったからね。幸い彼はコース上では僕を抜くことができなかった。彼とのちょっとしたバトルを終えた後は、ほとんど単独で走ることになった。

 決勝中、ペースはとてもよくて、マシンの競争力は高いと感じた。予選の時よりよかったね。昨日なぜ苦しんだのか、調べる必要がある。

 4位というのはいい結果だ。予想していたよりひとつ上だからうれしい。

 ハンガリーにはアップグレードを導入する。トップ2チームと戦うことを目指しているから、アップグレードによって前進できればうれしい。

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