しかし、ウイリアムズはバーレーンGPでは新ノーズとフロントウイングの到着が遅れ、しかも1セットしか用意できなかったため、ほとんどセットアップできないまま、マッサが予選とレースでデータ収集を兼ねて使用。中国GPでも1セットしか用意できず、ふたりのドライバーが比較テストする予定だったが、初日にマッサが新型を壊してしまい、旧型のみで予選とレースを戦った。ロシアGPでは、ようやく新ノーズとフロントウイングのパッケージを2セット持ち込み、両ドライバーが金曜日からセットアップ作業を進めることができたのだ。

 新パッケージは、ノーズの長さとフロントウイングのフラップ数が変わっただけでなく、ノーズ下の形状にも手が加えられている。従来のノーズは下面がほぼ水平だったのに対して、新しいものはノーズ下面もノーズ上面と同様に前傾しており、ノーズ下の空間が大きく広がっている(写真:赤の矢印)。

 これらの変更は、昨年ウイリアムズが苦手としていた低速コーナーでのパフォーマンス向上を目的としたもの。したがって真価が問われるのはスペインGP後の、モナコGPとなりそうだ。

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