☆☆☆☆ フェルナンド・アロンソ

 「ブレイク・チャンス」は待つものではなく、自分でつくりあげて、つかみとるもの。スポーティなゲームを魅せたアロンソ100%レース。ホンダ陣営は最優先で燃費コントロールに取り組まねば、それをミーティングの言葉でなくコース上のドライビングで訴えた。

☆☆☆☆ ニコ・ロズベルグ

 これほど有利な条件もない。ハミルトンにトラブル、ベッテルも降格。無敵状態だからこそ完全試合(グランドスラム勝利)に挑み、初めて達成。終盤に起きたMGU-H不具合をコクピットで克服、こういう試練がますます彼を強くする。汗をかかずにまた楽勝、と言われてもミハエル・シューマッハによる5回グランドスラム達成のときもそうだった。

☆☆☆☆☆ ルイス・ハミルトン

 開幕前に3連覇がいかに難しく、ドライバー自己能力だけでは成就できないものだと本誌に書いた。メルセデスは彼を絶対エースとしてはいない。あくまでロズベルグとはイコール。次々自分にふりかかるトラブルを受けとめ、逆境をはねのけるのは自分なのだ。この2位は、ほとんど死に体から脱して勝ち取った18点。ロズベルグはますます“勝負師”の顔に、ハミルトンはしだいに“哲学者”のような表情に見えてきた。43点ビハインド、ここから16年『17戦シリーズ』がスタートする。

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