メルセデスのノンエグゼクティブチェアマンであるニキ・ラウダも、チームが慎重であるべきだという点でウォルフと同じように考えている。ラウダはドイツのAuto Motor und Sport誌の取材に対して、以下のように語っている。

「鈴鹿では素晴らしい一歩を進めることができた。だがタイトルはまだ確定していない。それでも今は以前よりは良く、楽な状況になってきたようだ」

 ラウダは、メルセデスがいまだに2017年型『W08』の特性を把握するための取り組みを続けているとも話している。

「今はまだ、全員で答えを探っているところだ」

 ラウダは、メルセデスのマシンはレースをリードしているときに非常に良い走りをする一方、ライバルを追いかけているときにそうした走りができていないと主張した。

「これは我々の空力パッケージに原因がある。この問題を回避するために、我々は先頭を走っている必要があるのだ」

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