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F1 ニュース

投稿日: 2017.11.01 15:06

【F1メキシコGP無線レビュー】週末を通してルノーPU勢にトラブル多発「ノーパワー、ノーパワー!」

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F1 | 【F1メキシコGP無線レビュー】週末を通してルノーPU勢にトラブル多発「ノーパワー、ノーパワー!」

 3周後、メインストレートでヒュルケンベルグのTCが壊れマシンを止めなければならなかった。

NHU「パワーを失った、ブーストを失っている。どうしたら良い?」

REN「シナリオ12、ストップしてくれ。クルマは安全な状態じゃないから、P1→P0にしたらコクピットの前方からジャンプアウトしてくれ」

F1メキシコGP 決勝でもPUが壊れブレンドン・ハートレーがリタイア

 さらにその5周後にはハートレーのパワーユニットも壊れた。

HAR「パワーを失っている」

STR「All OK、何も問題はない」

HAR「すごくパワーを失っているよ」

STR「安全な場所にストップしてくれ、ブレンドン。P1→P0。できるだけ速くジャンプアウトしてくれ」

 高地のパワーロスを挽回するためにターボの回転数を8%上げたというルノーだが、そのぶんだけ信頼性は厳しくなる。冷却に難ありとなれば、なおさらだ。ルノーはそのバランスを読み間違えたという。

 首位マックス・フェルスタッペンは先頭を走るがゆえに前がクリアで冷却の問題は少なく、できるだけ温度を上げないよう気を遣いながら走ったことで最後まで首位を守りきることができた。しかしトラブルに見舞われたドライバーたちは次戦ブラジルで新品投入によるグリッド降格ペナルティという代償を支払わなければならないかもしれない。

 この週末で7基ものターボを失ったルノーは、それ以上に多くのものを失ってしまったのかもしれない。


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