Q2ではハートレーのパワーユニットがまたしても問題を抱え、決勝に向けて交換することになった。ガスリーはFP−3での問題で予選に出走することすら叶わなかった。
HAR「ノーパワー、ノーパワー!」
STR「シナリオ9、BOXしてくれ」
HAR「ハァ……了解、クルマが良かったのに残念だ。……エンジンが止まったよ」
決勝では5周目に早くもダニエル・リカルドがトラブルを抱えた。やはりルノーのターボ周りだった。
リカルド(以下、RIC)「TCがトラブっていると思う」
レッドブル(以下、RBR)「フェイル1、すぐにフェイル1を実行してくれ」
RIC「バッテリーにも問題あると思う」
RBR「今チェックしている……。BOX、リタイアする。スイッチオフ、スイッチオフしてくれ」
RIC「ジャンプアウトするよ」
RBR「あぁ、そうしてくれ。1周目から素晴らしい走りをしてくれていたのに、すまない」
22周目にはニコ・ヒュルケンベルグのマシンが問題を抱えた。集団の中で走行し冷却が厳しくなる決勝では、トロロッソだけでなくレッドブルもルノーも問題が発生してしまった。
ヒュルケンベルグ(以下、NHU)「パワーを大幅に失っている」
ルノー(以下、REN)「ディレイト(デプロイメントが切れている状態)しているんだ。B51をオンにしてくれ」
REN「PU9、ポジション5。緊急だ」