世界最高峰の四輪レースであるF1でレギュラードライバーの座を掴んだ人物は、下位カテゴリーからライバルを圧倒してきた名手ばかり。そこで、F1に到達するまでに彼らがどのようなキャリアを積んできたのかを改めて確認するべく、2026年F1に参戦する22名がF1ドライバーになる以前、ステップアップカテゴリーで残してきた結果やエピソードを『F1ドライバーの履歴書』と題し全22回のシリーズでお届けする。
第1回目に登場するのは、2026年シーズン最年長の現在44歳、2001年にF1デビューを飾ったフェルナンド・アロンソだ。
1981年7月29日、スペイン北部アストゥリアス州の州都オビエドで誕生したアロンソ。レースキャリアの原点は微笑ましいエピソードに始まる。父ホセ・ルイス・アロンソはカート愛好家であり、フェルナンドの5歳年上の姉ロレーナのために自作のゴーカートを製作した。
ただ、ロレーナはカートに興味を示さない。一方で、3歳のフェルナンド少年がカートに夢中になった。父は彼のためにペダルを改造し(当然ながらロレーナのサイズでは足が届かない)、存分にカートを楽しませた。
