モナコGPにルノーが持ち込む新仕様のパワーユニットを搭載するのは、ルノーのケビン・マグヌッセンとレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドであることが分かった。

 ルノーは大規模なアップグレードを施したパワーユニットをスペインGP後のバルセロナテストに導入した。テストを行ったルノーとレッドブルのドライバーたちは向上を感じると非常にポジティブな感想を述べており、ルノーは当初カナダGPに予定していたデビューをモナコに繰り上げた。

 まだパーツが足りない関係でルノーはモナコでは2チームに各1基ずつ新仕様のパワーユニットを提供、カナダでは全ドライバー分の新PUが用意できる見込みだ。

 モナコGPが迫る水曜、各チームのどちらのドライバーが新仕様を使うかが明らかになった。レッドブルはマックス・フェルスタッペンではなくリカルドのマシンに搭載することを決めた。

 チーム代表のクリスチャン・ホーナーは「モントリオールで2台のRB12に搭載する前に、モナコのストリートコースで新パワーユニットがどういう性能を発揮するのかを確認するのが楽しみだ」と述べている。

2016年モナコGP ファンのためにサインをするダニエル・リカルド(レッドブル)
2016年モナコGP ファンのためにサインをするダニエル・リカルド(レッドブル)

 ルノーF1チームは、ルーキーのジョリオン・パーマーではなく、マグヌッセンのマシンに最初に新しい仕様を搭載することを決めた。パーマーは「新エンジンを使えたら嬉しかったけど、僕はバルセロナテストで走っていないし、ランキングでも下だから、当然の判断だと思う」とチームの決断を受け入れている。

 英Autosportは、ルノーの新パワーユニットがもたらすタイムの向上は、全長が短いモナコでは0.2秒、モントリオールのようにパワーが重視されるサーキットでは0.5秒に達するとの見解を示している。

本日のレースクイーン

七星じゅりあななほしじゅりあ
2025年 / オートサロン
尾林ファクトリー/東京オートサロン2025
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    もっと見る
  • auto sport

    auto sport 2025年4月号 No.1606

    [検証]F1史上最大の番狂わせ
    ハミルトン×フェラーリ
    成功の確率

    詳細を見る