(4)34点リードで迎えた第16戦日本GP、もうタイトルは決したのも同然。狙いはひとつ苦手な鈴鹿で初PP、ミハエル・シューマッハー所有のコースレコードを破ること。土曜夕方、パドックの隅でハイパーラップ達成の秘訣を聞けた。「コーナーのクリップをレイト(後寄りに)&ディープ(奥まで)、丁寧に心がけただけさ(笑)」。走りの理念を変えた4冠王、名実ともに『ベスト・ハミルトン』を今年見た気がした――。

日本GPで優勝したルイス・ハミルトンとインタビュアーの佐藤琢磨

 敗れたベッテル目線で振り返ってみよう。

(1)開幕ダッシュ成功、第6戦モナコGPまでに3勝と2位3回は13年4冠王になったときをも上回る。ハミルトンに25点差、メルセデスに17点差、彼自身もフェラーリも有頂天の気分。タイトル奪還に向け、彼らは強気に転じた。

第6戦モナコGPで勝利を飾りルイス・ハミルトンに25点差をつけていたセバスチャン・ベッテル

(2)強気が過ぎると、“負けん気”が先走ることにもなる。それが第8戦アゼルバイジャンGP、SCラン(非競技状態)で起きた『幅寄せ事件』の深層心理と言えるだろう。コーナーで一瞬ライン変更するのとは全く次元が違う行為、過去にあったアイルトン・セナやアラン・プロスト、シューマッハーの“体当たり”とは比べられない。

 7月3日、FIAに“教育啓蒙活動奉仕”のペナルティを科せられ、全面謝罪。その三日後、突然PUチーフ・エンジニアのロレンツォ・サッシが解任されたがチームからコメントは一切なし。ぐらつく『お家騒動』の発端がここ、社内に動揺が走った……。

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