つまり今年のモナコGPは、ぶっつけ本番でウエットタイヤを履いてレースをスタートすることになっていたのだ。そのため、ウエットからインターミディエイトへタイヤを交換する「クロスオーバー」のタイミングは、どのチームも予測しづらかった。3位表彰台を獲得したフォース・インディアの松崎淳タイヤ&ビークルサイエンス部門シニアエンジニアも「手堅い作戦を採りました」と、未知数のウエットタイヤで引っ張るのは危険だと考えていた。

 ハミルトンの作戦はギャンブルだったが、結果的に当たったというわけだ。

 もうひとつの疑問は、なぜ30周くらいしかもたないと考えられていたウルトラソフトで、ハミルトンは47周も走ることができたのか。

 この点に関して、イゾラは次のように説明する。

「私が30周前後と言ったのは、デグラデーションを考えてウルトラソフトからスーパーソフトにスイッチするタイミングのことで、摩耗的には50周ぐらい走ることができる」

本日のレースクイーン

RiOりお
2025年 / スーパー耐久
raffinee μ's
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円