フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダが他のチームよりもメルセデスの牙城を崩せるチャンスを持っているという見解について、断固意見を変えていない姿勢をアピールした。

 マクラーレンは今季、昨シーズンよりも大きな進化を果たしており、カナダとアゼルバイジャンではトップ10に入れなかったものの、8戦を終えた時点で昨シーズン獲得した総ポイントにあと3つと迫る24ポイントを獲得している。アロンソやマクラーレンのCEOであるロン・デニスは、マクラーレンにはメルセデスを追うどのチームよりも長期的なポテンシャルを持っていると主張してきた。

 ホンダが抱える現在の弱点によって、マクラーレンはモントリオールとバクのロングストレートに苦しんだが、アロンソはそれがチームの信念を曲げるものではないと明かした。

「競争力を持って挑む週末もあれば、ロングストレートに苦しむ週末もある。総じてチームはうまくいっていると思う」

「メルセデスの後に、誰かがF1を導いていかなければならない。他のチームやマニュファクチャラーを見ても、将来的にマクラーレンよりも良いポジションにいるチームはいないと思う」

「これはまだこれからの長期的な展望になるけど、僕らより上手くやっているチームはいないと思う」

 アロンソのチームメイトであるジェンソン・バトンは、(バクーでは)予選は19位と苦しんだが決勝は11位で終え、レースでは明るい吉兆があったと語る。

「マシンから多くのダウンフォースを減らして、コーナーでいい感触があったことはポジティブだ。(マクラーレン・ホンダは)レースをする度に進歩している。随所に改善の必要があるけれど、バクーのあのロングストレートは僕らにとって最悪なトラックだった」とバトン。

「(ヨーロッパGPは)褒められる結果ではなかった。それでも、ポイントは獲れなかったが、いいデータは手に入れることができた。次のレッドブルリンクは独特のトラックだけど、バクーよりも、もう少しバランスが取れているから僕たちに適しているはずだ」

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