2台そろってのQ3進出を狙ったマクラーレンは、ジェンソン・バトンがコースアウトを喫しながらも10番手で通過。フェルナンド・アロンソは最後のアタック直前に雨が降ってきたため、ドライコンディションでのチャンスを逃し、惜しくもQ2敗退となってしまった。なお、Q1でエンジントラブルが発生したサインツJr.とサスペンショントラブルを修復していたセルジオ・ペレスは出走していない。
この結果、エステバン・グティエレス、パスカル・ウェーレイン、ロマン・グロージャン、フェルナンド・アロンソ、カルロス・サインツJr.、セルジオ・ペレスがQ2でノックアウト。トップタイムはハミルトンで1分06秒228。
Q2終盤に降り出した雨が残り、ウエットコンディション下で行われたQ3。各車インターミディエイトタイヤを履いてコースインしていくと、雨もやみはじめ、路面も乾いていきハーフウエット状態となっていく。
残り4〜5分となったところで、ニコ・ヒュルケンベルグを筆頭に、すべてのドライバーが次々とドライタイヤに交換。全車ウルトラソフトでのアタックとなり、タイムシート上の順位も目まぐるしく変わる。ハミルトンがトップタイムを記録すると、ベッテル、ロズベルグ、ヒュルケンベルグらが最後の最後で自己ベストを更新。バトンも渾身のアタックで5番手タイムをマークしてチェッカーを受けた。
結局ハミルトンが今季5回目となるポールポジションを獲得。2位はロズベルグ、ヒュルケンベルグが3位、ベッテルが4位となったが、ロズベルグとベッテルはギヤボックス交換によるグリッド降格ペナルティがあるため、明日の決勝はフロントロウにハミルトンとヒュルケンベルグ、2列目にバトンとライコネンが並ぶ予定だ。
決勝は、7月3日(日)14時、日本時間21時にスタートが切られる。