それについて聞かれたハミルトンは「チーム内のプライベートなことだから極秘だ」と内容を明かしませんでしたが、「良い質問だね」と規約の存在を暗に認めたのでした。
自分に質問が来ない間は前列でヒソヒソおしゃべりをしていたハミルトンとバトンは、いかにも仲良しといった雰囲気。しかし反対側の隣に座った新人ジョリオン・パーマーは、その輪に入れず、ちょっと寂しい様子。
そんな3人に「イギリスGPの良いところは?」と聞いたチャンネル4の名物女性記者の質問に、バトンは「サーキットも良いけど、イギリス人としてはファンの応援が素晴らしいと感じるし、特別だ」ということを思い出話も交えつつ蕩々と語ります。次に振られたハミルトンは「全部言われたから、ジョリオンが先に答えて!」とパーマーに無茶ぶり。パーマーが「飛行機に乗らなくても良いのがうれしいね。自宅からクルマで1時間だもの」とイギリス在住者らしくサラリと受けると、ハミルトンは「これで完全に全部言われたよ!」と降参。
それ以外にも質問は多岐にわたり、ハミルトンを主役に盛り上がった記者会見は42分にも及んで、ようやくお開き。13万5000人の大観衆の来場が予想される決勝の盛り上がりを先取りするイギリスGP木曜会見となったのでした。
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