その後ベッテルがソフトに履き替えて、1分32秒570でトップに浮上。各車続々とソフトに履き替えタイムが上昇していくなかで、ハミルトンはベッテルを上回る1分31秒660を記録。レッドブルのダニエル・リカルドが1分32秒051で続き、チームメイトのマックス・フェルスタッペンが1分32秒286で3番手となる。ロズベルグはガレージでマシンから降りてしまい、まだセッションは50分を残していたが、もう走行できないムードが漂いはじめる。
マクラーレンはフェルナンド・アロンソが、キミ・ライコネンからコンマ3秒遅れの6番手につける。だが、ジェンソン・バトンはパワーに問題を抱えているのか、ピットインを指示されて満足に周回を重ねられない。
残り約40分となったところで各車ロングランを開始すると、メルセデス、フェラーリ、レッドブルら上位勢は、タイヤを替えながら1分34〜37秒台の間でタイムを推移。バトンがようやくソフトタイヤでタイム計測を行い、9番手に浮上。アロンソの31周に対して、20周でセッションを終えた。
結局ロズベルグは、マシンをガレージに待機させたまま1周も走ることができずに終了。ハミルトンと明暗が分かれるかたちとなり、明日の予選に向けて原因究明を急ぎたいところだ。
フリー走行3回目は、7月9日(土)日本時間18時(現地時間10時)から開始される。
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