更新日: 2016.07.13 08:13
アロンソ、一時嵐の初日にトップタイム。ノートラブルで走行重ねる:シルバーストンF1合同テスト
12日、シルバーストンでのF1合同テストがスタートした。ザウバーを除く10チーム11人のドライバーが走行、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソがこの日のトップタイムをマークした。
午後に激しい雨が降ったためタイム更新は見られず、全員が午前中にベストタイムを記録している。
激しい雨と風のなか、ホームストレートのスタートライトの台から板が吹き飛ぶという事故があり、一時赤旗が提示された。幸いそこを通過中のマシンはなく、板が落下したのはレーシングラインから外れた場所だったため、大きな問題は生じなかった。
この日のトップはマクラーレンのアロンソ。105周を走行するなかで、アロンソは1分31秒290を記録した。このタイムはアロンソ自身がイギリスGP予選で出したベストタイム(Q2で記録)より約0.5秒速かったが、予選ではソフトタイヤを使用したのに対し、テストではスーパーソフトを使ったことによる違いであるとみられる。
2番手はメルセデス傘下の若手エステバン・オコン。初めてメルセデスW07に乗る機会を得たオコンは、123周と全ドライバー中最多の距離を走りこんだ。ドライコンディション時にはずっとミディアムタイヤで走行、トップのアロンソから1.543差のタイムとなった。
ウイリアムズの開発ドライバー、アレックス・リンが3番手。リンはミディアム中心で走行を行っている。
続く4番手はフェラーリのジュニアドライバーであるシャルル・ルクレール。イギリスGPでハースからFP1に初めて参加したルクレールは、この日、わずか19周の走行にとどまっている。午前中には空力関係の作業を行い、午後にはパワーユニットにトラブルが発生、天候も悪化したためあまり周回を重ねることができなかった。
フォース・インディアの開発ドライバーであるニキータ・マゼピンがF1初走行を行い、5番手だった。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています