ちなみに今季はフランス人ドライバーが、ガスリーの他にロマン・グロージャン、エステバン・オコンと3人になり、何と最多勢力だ。そこに同じフランス語を母国語とするモナコ人のシャルル・ルクレール、ベルギー人のストフェル・バンドーンを加えれば計5人になる(バンドーンは正確にはフラマン語とのバイリンガルだが)。

開幕戦の集合写真撮影の際に会話をかわすピエール・ガスリーとシャルル・ルクレール

 そんな中でガスリーは、最もラテン気質の血中濃度が濃いように見える。要するに感情の起伏が激しいということだ。スイスとの二重国籍のグロージャンも、「性格はスイス人になってほしい」と小松礼雄チーフレースエンジニアが苦笑するほど激しい気性だが、さすがにベテランの今は自分をかなりコントロールできるようになった。

 しかしF1デビュー間もないガスリーは、まだ自分の感情を隠すことが下手だ。そしてこの席での彼は、言うまでもなく落胆をあらわにしていた。

「トロロッソもホンダもすごくアグレッシブな開発計画を立ててるし、今後については全然心配してない」と言いつつ、「でも(パワーユニット)4基目のペナルティは、覚悟しないといけないかも」と、弱気になってみたり。しかし本人も最後に言っていたように、「シーズンはまだ始まったばかり」である。来週のバーレーンには、また明るい笑顔でフランス人ジャーナリストたちのイジリに喜んで応えていることだろう。

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