正確な数は発表されていないが、60人程度の子供たちがいたと考えられ、さらに子供たちの保護者、さらに子供たちに指示を送るスタッフたちも含めると普段よりかなり多くの人々がグリッド上にいたはず。そして、それが結果、ドライバーの遅刻を誘発させた可能性は十分ある。

 そのためか、今回はFIAは遅刻に関して、不問に付した。その判断は常識的に考えて妥当だと思うが、バーレーンGP以降は、少し見直した方がいいだろう。

 もちろん、グリッドキッズそのものを廃止する理由はない。スタートラインに整列する子供たちは正直、招待しなくてもいいのではないか。ドライバーが国歌斉唱のためにスタートラインへ向かうときに、自らのグリッドキッズと手を繋いで一緒に歩いていくというのはどうだろう。

 そうすれば、グリッド上の子供たちの数が減るだけでなく、未来のスターにとっても素晴らしい思い出になると思うのだが。

国旗を持つ子どもたちとハイタッチをするハミルトン

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