現在、2016年F1選手権のポイントリーダーであるメルセデスのルイス・ハミルトンは、チームメイトのニコ・ロズベルグとの差が25ポイントに広がるまでは、トップに立っている自覚はないと語る。
ロズベルグが開幕4連勝を飾ったロシアGP終了時、43ポイントあった両者の差は、第12戦ドイツGP終了時点でハミルトンの19ポイントリードとなり、夏休みを迎えることになった。
しかし、ハミルトンはスパやモンツァを含め、これから待ち受けるレースでエンジンペナルティが科せられる可能性があることを憂慮している。
「もちろん(ドイツGP前の)6ポイントリードの状態とは気持ち的に違うし、うれしいよ。ただ、1レースぶんはリードできるように意識している。その差を維持できるか、わからないけどね」とハミルトン。
「ニコは勝利に飢えているだろうし、ライバルたちとのバトルにも勝たなければいけない。とくにレッドブルは速くなってきているし、いま彼らを打ち負かすのは簡単なことではないよ」
「だから選手権をリードしている気分にはなれない。まだ十分に勝利を重ねていないしね」