予選直後、ホスピタリティの陰でトスト代表と話しつづけるガスリー。

──パワーユニットのパフォーマンスも、影響している?
ガスリー:いや、それはない。確かにストレートがかなり長いから、パワーがあるに越したことはない。でも同じようにパワーサーキットのバーレーンでは、十分以上に戦闘力があったしね。今日の問題は、エンジンとはまったく関係ないよ。

──バーレーンであれだけ速かったのが、ここではひどく手こずらされた。トロロッソ・ホンダの真の実力は、実際にはどちらなんでしょう。
ガスリー:バーレーンが典型的だったけど、セッティング変更に素直に追従してくれて、望む方向に煮詰めることができるマシンのはずなんだ。それだけに今日のような事態は、いっそう理解できない。

 おそらく今年のクルマに対する理解が、まだ完全じゃないということなのかもしれない。思い返せばバルセロナテストでは安定してペースが刻めたのに、メルボルンは手こずった。そしてバーレーンは完璧に仕上がったのが、この週末は初日と二日目で挙動が激変してしまってる。

──初日の時点では、予選でどこまで行けると思ってました?
ガスリー:トップ10に入るのは簡単じゃないとは思ったけど、でもQ2組の上位まで行くのは十分可能なはずだった。

──開幕戦の予選と今回では、どちらが厳しいですか?
ガスリー:メルボルンは、完全に僕のミスだったからね。それが今回は、何が起きてるのかよくわからない状態だし、その意味でははるかに厳しい。でもさっきも言ったように、レースはまた違った状況になるはずだし、とにかく明日は全力を尽くすよ。

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