ハースF1はデビュー直後の4戦中3戦でポイントを獲得したが、チーム創設者のジーン・ハースは当時はまだ、F1でのオペレーションは荒削りだったと考えている。現在のチームは、問題の解決に慌てるような事態に陥ることがないとハースは語る。

「メルボルンの時点での我々は、問題があると毎回大急ぎで解決しようとしていたが、いまはそうではない。チームは現地に到着すると、セッティングをすべて完了させる。マシンの問題点は、劇的に減少している。テクニカル面でも、エンジン面でもトラブルは減っている。もうあまり(問題解決に)慌てることはない。今の我々は正にレースをしており、マシンをまとめ上ることができているし、戦いの最中には戦略に集中できている」

 ただし、走り自体は改善しているものの結果はふるわない。この8戦中でのポイント獲得は、7月初旬に開催されたオーストリアGPでロマン・グロージャンが7位に入ったのみ。シーズン始めはコンストラクターズ選手権で5位につけていたが、現在は8位に沈んでいる。ハースは開幕直後の好調は他チームがチャンスを生かしきれなかった結果であり、現在が不調なわけではないと言う。

「最初の数戦でポイントを獲得できたのは、非常に幸運だったと思う。いまの我々は組織として良くまとまっているが、ポイント獲得は難しくなっている」

 また、チームは比較的早い時期にリソースを2017年マシンの設計に切り替えている。

「フロントウイングに付属部品を加え、リアカナードも色々な部分を少しずつ変えているが、2016年のマシンはだいたい完成したと思っている。2017年に必要とされる変更に対応するため、来季のマシンに着手しようとしている。今シーズンより来シーズンの方が良くなると思う。いま手にしているものをもとに、さらに築きあげていくつもりだ」

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