チームメイトのグロージャンも、富塚エンジニアのおかげでピレリタイヤへの理解が深まり、うまく機能させることができるようになってきたと語った。
「トミーさんは自分の目でタイヤを観察して、それだけでいろいろなことが分かってしまう」とグロージャン。
「僕らにとって、走行中にタイヤの温度が低すぎるとき、あるいは高すぎるとき、感覚としては変わらない。基本的にグリップがないんだ。温度が低すぎて、あるいは高すぎて、グリップがないということをエンジニアに伝えるのはとても難しい」
「でもトミーさんがタイヤをチェックしていてくれて、予選のアウトラップでやるべきこと、たとえばターゲットとすべき温度などを教えてくれる。そういうことが積み重なって、僕らはタイヤの使い方を大きく改善することができた」
「今もピレリタイヤについて学んでいる最中ではあるが、(彼の存在が)チームにとって大きな助けになっている」
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