ホンダは10月初めごろから2017年のエンジン開発に専念すると見られている。ただ、長谷川氏は今年の開発を終了する時期の見きわめが、最大の難問のひとつだと認めている。

「それが私にとって一番大きな仕事だ。今季の開発に投じているリソースを、どの時点で来季の開発に振り向けるかを決めなければならない。現時点では、まだ今季の開発をあきらめてはいないものの、今月中には、そのタイミングを決める必要がある」

「9月以降、研究はストップすることになるだろう。10月、11月にもダイナモテストは実施するが、今年のエンジンのための研究は、9月以降は行わないということだ」

 前半戦の終盤、マクラーレン・ホンダは何度か「上から4番目のチーム」の位置を占めてきた。長谷川氏は、今後はコンスタントにその位置にいられるようになることを望んでいるという。

「マクラーレン・ホンダには、メルセデス、レッドブル、フェラーリに次ぐ4番目のチームであってほしい。パフォーマンスのレベルを客観的に測るのは難しいが、私たちが望むのはハンガリーGPのような状況の再現だ」

「そのレベルを達成できれば、ひとまず満足すべきだろう。そして、幸運に恵まれた場合には、表彰台に上がるチャンスもめぐってくるかもしれない」

本日のレースクイーン

菊池ゆうきくちゆう
2025年 / スーパーGT
TWSプリンセス
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年6月号 No.1608

    [特集]レッドブル 角田裕毅
    5つの進化論

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円