ピットストップ後、ハミルトンの前に出ても抑えきるスピードに欠け、結局3位で従う展開を強いられた。フロント周辺のエアロ・アップデートを投入した効果を十分に引き出せなかったのだろう。鈴鹿はシルバーストーン、スパに近いエアロ・パッケージになってくる。最後の反撃へ、その“最適化”にかかっている。

 2018年さらに全開率が高まる鈴鹿だけに、レッドブルはルノーPU(パワーユニット/エンジン)のパワーハンデがつらいところ。タイヤにやさしくレースペースでは遜色ないだけに望むのは小雨の予選か。2年連続2位マックス・フェルスタッペン、昨年3位にくいさがったダニエル・リカルドである。

2018年F1第16戦ロシアGPはブレーキトラブルで消化不良な結果となったピエール・ガスリー

 慌ただしい鈴鹿デビュー戦となるトロロッソ・ホンダ、金曜がとても重要だ。

 ソチのトラブル対策はもちろん、パワーユニットのスペック3のチューニングを進めるためにも着実に周回数を重ねること。ブレンドン・ハートレーはまずコース慣熟を優先、ピエール・ガスリーがセットアップ方向性を定める役割分担で土曜に備えていきたい。

 ますます激化しているBリーグではフォース・インディア、ハース、ザウバーが直近ライバル。ルノー、マクラーレンをしのげるか、“パワーユニット対決”でもある。

 昨年Q1ではBリーグのトップ7位から8台が1秒以内だった。トロロッソ・ホンダの現実目標としてベルギーGPと同じ予選11位、12位を“控えめ?”に挙げたい。スタートタイヤ選択、ピット戦略の幅も広がる。そしてなにより『HONDAスピリット』をレースで――。

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