その一方でパワーユニットはこの日もノートラブルで走行を続けた。レッドブル側はテスト1週目の3日目からだが、トロロッソ側はこれで6日目。実に3193.33kmを走破して約4レース分の耐久性をクリアした。

 レースシミュレーションを行うためには、基本的なセットアップや様々な状況に合わせたエネルギーマネジメントのセッティングが出揃っていることが条件になる。逆に言えば、ホンダのパワーユニット熟成もそこまで進んできているということだ。

 ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターはこう語る。

「エンジン単体としてのキャリブレーション、パワーユニットとしてのエネルギーマネジメント込みでのキャリブレーション。それも刻々と燃料搭載量や路面状況が変わる中で乗り方が変わっていくのに合わせて変化させていかなければなりませんから、それだけのデータを持っておかなければレースシミュレーションはできません。チームの計画に合わせてターゲットを設定し我々もデータを積み重ねてきました」

 この日のフェルスタッペンのレースシミュレーションはあえなく2/3で終わってしまったが、残りの2日間では最大パフォーマンスを引き出す予選も含めた確認作業がホンダにとっての最優先課題だという。

「予選やフォーメーションラップからのスタートなども含めた金曜から日曜までの流れの中で、抜け・漏れがないかを改めて確認すること。それを残り2日間の中でしっかりとやっておきたいことですね」
 
 パワーユニットのハードウェアとしては2月28日にFIAにホモロゲーション申請を行い、ひとまずこの仕様で開幕戦を迎えることが決まる。あとはこれをいかに使うかの勝負だ。

 レッドブルとしてはギヤボックストラブルに不安を感じずにはいられないが、ホンダとしては少なくとも4レース週末は保つパワーユニットが出来上がっていて制御面でも熟成が進んでいることが確認できたテスト第2週の2日目だった。

2019年F1バルセロナテスト2回目 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダRB15
2019年F1バルセロナテスト2回目 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダRB15

2019年F1バルセロナテスト2回目 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダSTR14
2019年F1バルセロナテスト2回目 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダSTR14

本日のレースクイーン

武井さらたけいさら
2026年 / スーパーフォーミュラ
DELiGHTWORKS RACING スーパーフォーミュラレースアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年7月号 No.1621

    [特集]WRC 2027
    Gr.A時代の熱狂、ふたたび

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで