10周目にルクレールに対して「ペースアップできないならセバスチャンをいかせる」という指示が出され、ルクレールはペースを上げて抵抗してみせたものの翌周のターン1でベッテルが前に出て3番手に上がる。2秒後方にはフェルスタッペンが迫ってきている。ベッテルはターン14で左フロントをロックさせてしまい、その後ターン6でもロック。こちらもペースが上がらなくなってしまい、今度はルクレールが「大きくロスしている」と順位の再スワップを訴える。
9周目にケビン・マグヌッセン(ハース)が先陣を切ってルーティンのピットインを行ない、11周目にヒュルケンベルグも続きアンダーカットを阻止するもののグロージャンに抑え込まれてしまう。しかしヒュルケンベルグは16周目に突然ピットインしてリタイアとなった。
17周目にフェルスタッペンがピットインし、ハードタイヤに交換。ライコネンの前方8番手でコースに復帰した。フェラーリは翌周ベッテルをピットインさせアンダーカットを防止。ベッテルはギリギリでフェルスタッペンの前に戻るが、19周目のターン14でフェルスタッペンがインに飛び込む。
フェルスタッペンは右フロントをロックさせオーバーシュートしてしまい、ターン14出口でもなんとか並びかけようと食い下がるがベッテルにダートに押し出されるようなかたちで追い抜きはならず。ルクレールはレース終盤にフレッシュなタイヤでプッシュすべく、第1スティントをできるだけ引っ張る戦略に切り替えた。
21周目にボッタスがピットインして余裕をもってベッテルの前の実質2番手でコース復帰。首位ハミルトンは翌周ピットインしてライバルたちと同じくハードタイヤに履き替えて首位のままコースに戻る。
ルクレールも22周目にピットインしハードタイヤに交換。フェルスタッペンの後方5番手に復帰。しかし、第1スティントを引っ張っている間にフェルスタッペンとの差は11秒に開いてしまった。