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F1 ニュース

投稿日: 2016.09.19 16:30
更新日: 2016.09.20 13:29

F1シンガポールGP決勝 トップ10ドライバーコメント

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F1 | F1シンガポールGP決勝 トップ10ドライバーコメント

■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=5位

 今日の戦略が正解だったのは間違いない。途中でまたセーフティカーが入れば、大きく順位を上げる可能性もあった。でも、それは実際には起きなかったのだから、5位は十分に良い結果だと思う。

 チームに感謝したい。昨日の予選の後では、ちょっと落ち込んでいたんだ。大事なところで起きてほしくないことが起きて、それでも気持ちをコントロールして、前へ進まなければならなかったからね。

 レースのスタートはあまり良くなかったけど、いきなりアクシデントがあったので、少し気楽に構えていくことにした。何よりも重要なのは、クルマを壊さないことだ。僕はソフトタイヤを履いていて、リスタートの後はなかなかタイヤを機能させられなくて苦労した。結果として、前のザウバーを抜くのに手間取り、そこでずいぶんタイムロスがあったんだ。

2016年F1第15戦シンガポールGP セバスチャン・ベッテル
2016年F1第15戦シンガポールGP セバスチャン・ベッテル

 でも、レース終盤に残してあったウルトラソフトを履いて、本来のペースを発揮して見せる時まで、とにかく無事に生き残ることが大事だった。終盤は前後に大きなギャップがあって、楽な気持ちで走ることができたよ。

 フェラーリ・ファンがそれほど辛抱強くないことは知っているし、僕自身も決して気が長い方ではない。僕らは勝つためにここにいるのであって、それを実現するまでは満足できないけど、一歩ずつ進歩しているのは確かで、いつかはそれが結果につながると思う。僕はこのチームを信頼している。そして、これから状況は良くなっていくと信じている。

(グリッド最後方からソフトタイヤでスタートし、ウルトラソフトを2セット使うという戦略について語り)セーフティカーが(スタート直後しか)入らなかったことを考えると、もっといいやり方があったかもしれない。でも僕の走った戦略はとてもよかったと思う。この戦略のおかげで選択肢をオープンに保つことができたし、トップ集団に近づくことができたんだから。

 もちろん、セーフティカーが出てくれることを期待していた。そうすればトップ集団にもっと迫って、何かできたかもしれない。僕にはタイヤという武器があった。昨日使わなかったフレッシュタイヤがたっぷりあったんだ。でもセーフティカーは出なかった。ちょっと意外だったね。

■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=6位

 ひどいスタートだったよ。モンツァの時ほどではないにせよ、決していいとは言えなかった。残念だね。激しくホイールスピンをさせてしまった上に、(ニコ・)ヒュルケンベルグがスピンしながら目の前を横切ったので、一瞬ブレーキを踏まざるをえず、さらに出遅れることになったんだ。

 その後は自分より遅いクルマの背後から抜け出せず、そうこうしているうちに、ほんの3、4周でタイヤが完全にダメになってしまった。

 かなり激しいバトルも何度かあって、それはそれで楽しかったけど、とにかくここではオーバーテイクが難しいから、なかなか抜け出せなかった。

2016年第15戦シンガポールGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とダニール・クビアト(トロロッソ)
2016年第15戦シンガポールGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とダニール・クビアト(トロロッソ)

 ダニール(・クビアト)とは、ずいぶん激しくやりあったね。でも、一度も接触がなかったのはいいことだ。 
  
 オーバーテイクは好きなんだけど、本来いるべきポジションを争っているわけではないから、あまり楽しくはなかったよ。マレーシアでは、もっといいレースができるようにしたい。まずは、望ましい形でスタートができるようにすることが重要で、そこに努力を集中する必要がある。

(トロロッソはクビアトに譲るよう指示するべきだったと思うかと、Crash.netに聞かれ)それは命令すべきことじゃないと思う。僕が自力で抜かなければならないんだ。それに楽しかったよ。争うポジションが残念だったけどね。


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