先頭に立ったハミルトンは順調にトップを快走するも、2番手につけるロズベルグも1.2秒ほど後方でピッタリとチームメイトをマーク。一方、フェラーリの2台は周回ごとに少しづつ離されていき、10周時点で約5秒のギャップを背負うことになった。
 トップ4最初のピットストップはベッテルから。ここでソフトタイヤから新品のソフトタイヤにつないだベッテルに続き、ハミルトンが翌周、その翌周にロズベルグとライコネンが同じタイヤを選択し、4台は再び同じポジションでコースへ復帰する。

 しかし、第2スティントに入るとトップのハミルトンは、タイヤをマネージして若干ペースを抑え気味にしたため、ロズベルグとフェラーリ2台のギャップが縮小。2番手ロズベルグもハミルトンとの差を若干縮めるも、1.5秒後方にまで迫ったベッテルを警戒して、チームへハミルトンにペースを上げるよう要請する。それでも、先頭を走るハミルトンのペースはフェラーリ勢を引き離すには至らず、チームは29周目に2度目のピットストップを先に仕掛けたベッテルに続いて、ロズベルグを先にピットへ呼び寄せた。
 これで、ロズベルグは2番手キープに成功。一方、ここまでメルセデス勢に食い下がってきたフェラーリはわずかな逆転の望みを断たれ、後半はやや苦手とするミディアムタイヤでライバルから少しづつ遅れることとなった。

 その後レースは33周目に最後のピットストップを無事にこなし、チームメイトの前に戻ったハミルトンがロズベルグを従える形となり、メルセデスが1-2態勢を固めた。ハミルトンは、再びシートが熱くなるというやっかいな問題を抱えたものの、レースには影響せず。終盤もロズベルグとのギャップをコントロールしきったハミルトンは、最後、ホームストレートでストップしたトロロッソ車の排除によりセーフティカー先導のまま今季2度目となるトップチェッカーを受けた。

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