ルノーF1のマネージングディレクターであるシリル・アビテブールも、ウイリアムズやホーナーのふたりと概ね同じ意見をメディアに対して語った。

「私も(彼らの意見に)同意する。F1は、防衛的ではなく進歩主義的な姿勢であるべきだと思う。適正な手続きを妨げる力が、スポーツにとって建設的だという認識や判断があるとすれば、それは多分良くないことだろう」

「とはいえ、このスポーツにおいてフェラーリが持つ特別の価値は十分に認識している。ただしそれは商業協定に反映させて良いものであって、組織運営上で反映させるものではないはずだ」

 マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウンは、フェラーリの持つ拒否権がF1のすべてのチームを守ってきたというビノットの発言について聞かれると、「彼が全チームの利益を代表すると申し出てくれるのはとても素晴らしいことだと思う」と答えつつ、さらに以下のように続けた。

「しかし、私よりも前に発言があったとおり、我々はそれぞれ異なる利害関係にある」

「クレアの言うように、F1自身がこのスポーツにおける最善の利益を追求しようとすれば、結局は我々全チームにとって最善の利益になるのだと思う」

「我々は、もし適正だと思う機会が生じれば、そのときに各々が個別に交渉を行えば良い。そしてシリルが言ったように、フェラーリがF1にもたらすとてつもない価値は、別の方法で認識され得るものだと考えている」

 だが、この議論に引きずり込まれたくないと考える唯一のチーム代表者が、レーシングポイントのテクニカルディレクターであるアンドリュー・グリーンだ。彼は、「F1の政治的駆け引きにはできるだけ巻き込まれないようにしている」と述べた。

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