Q2では上位勢が決勝の戦略を見据えてミディアムタイヤでコースインしQ2突破を狙う。まずメルセデスAMG勢がミディアムを選んでコースに向かい、フェラーリ勢、フェルスタッペンもミディアムでこれにつづく。
べッテルがトップタイムを刻んだのに対し、チームメイトのシャルル・ルクレールはターン8で左フロントをロックさせてアタック失敗。しかし仕切り直しのアタックでベッテルを0.104秒上回ってトップに立った。その後ルイス・ハミルトン(メルセデス)がさらにタイムを縮めて1分11秒010でトップに立つ。
フェルスタッペンはミディアムタイヤでリヤのグリップが確保できず苦戦を強いられ11番手。ソフトタイヤでアタックしたガスリーは最終シケインでややはらんだものの0.186秒差の4番手につけた。
フェルスタッペンは残り2分でソフトを履いて最後のアタックへ。
しかしセッション終了直前にケビン・マグヌッセン(ハース)が最終シケイン出口でリヤが流れ右リヤをウォールにヒット。スピン状態に陥ったマシンはストレートイン側のウォールに激しくクラッシュしてここで赤旗提示。フェルスタッペンはタイム更新ができないまま11番手でQ2敗退が決まってしまった。
中団トップはやはりルノー勢で、これにマクラーレン勢がつづく。マグヌッセンは10番手でQ3進出となったが当然ながらマシンは走行ができる状態ではない。各車がタイム更新ができないまま12番手クビアト、13番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、14番手アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)、15番手ロマン・グロージャン(ハース)がQ2敗退となった。