メルセデスAMGのこうした緻密なエンジニアリングは、トラブルへの対処にも見られる。シンガポールGPでは金曜日のフリー走行2回目に、ハミルトンのマシンにハイドロ系のトラブルが発生した。ハイドロ系のトラブルというのは、現在のF1では珍しくはない。その後、問題が再発しなかったことからも、それほど深刻ではなかったものと考えられる。

 ところが、メルセデスAMGは問題が発生すると、ピットウォールに座っている上級エンジニアが立ち会って、トラブルに対処していたのである。最後には技術系のトップであるパディ・ロウまで視察に来たほどだった。

 トラブルが起きた翌日、ホテルを出て、サーキットへ向かうロウと道すがら出会った。そこで前日のトラブルの件を尋ねてみた。するとロウはこう答えた。

「どんなトラブルにもなんらかの原因があり、それは人間が引き起こしている。だから、どんなに小さなトラブルでも、おそろかにしてはならないんだ」

 今シーズン、メルセデスAMGがレースをリタイアのはスペインGPの1度だけ。速さだけでなく、今年のメルセデスAMGは安定している。すでにコンストラクターズ選手権では2位のレッドブルに222点のリードを築いているメルセデスAMG。マレーシアGPは3年連続コンストラクターズチャンピオンに王手をかけた一戦となる。

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