――攻めと守りですか。
山本MD:まあ、極端に言うと、そうですね。攻める人だけだと毎回壊れるかもしれないし、そこはバランスですよね。攻める開発者がいて、現場で確実にオペレーションするのが田辺ですね。

――田辺さんに聞いた時は、「特にフランスが、コンサバなモード過ぎたわけではない」ということでした。
山本MD:細かく言うと、4人のドライバーはフォーメーションラップの走らせ方からして、それぞれ違う。そういうのも含めて、もっとコミュニケーションを密に取らないといけないというのが、フランスの教訓でしたね。

――フェルスタッペンだけパワーが落ちたのは、彼の走らせ方が違っていたからですか?
山本MD:そう。使い方ですね。真のトップドライバーは、エンジンにしても究極の領域まで使う。それを実感したのは、マックスでふたり目です。

――ひとり目は?
山本MD:フェルナンド(・アロンソ)でした。インディ500の時に、こいつは本当に凄いなと思った。

――その意味でも本当に、もったいないドライバーですね(笑)
山本MD:いやあ(笑)僕はドライバーとしては、本当にリスペクトしていますよ。ただマックスや、今も日本で走ってくれているジェンソン(・バトン)が本当にそうですけど、ドライバーというのはチームの中心にいてくれないと。そうじゃないと、シーズン全体を戦えない。その辺がフェルナンドは、少しな~という感じでしたね。

2017年 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
2017年 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)

――1年に1回の、インディ500ならともかく。
山本MD:そうかもしれない(笑)

■「流れを感じた」というオーストリアGP

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