ニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーF1との契約が2019年末で終了することが決まったとする木曜日のチームの発表を受けて、自分は2020年もF1で走っているだろうと語り、自信を示した。

 ルノーはF1第13戦ベルギーGPに先立って、スパ・フランコルシャンで、ヒュルケンベルグが2019年末をもってドライバーラインアップから外れることが決まったと発表した。2020年シーズンは、2018年までレーシングポイントに所属し、今年はメルセデスのリザーブドライバーを務めたエステバン・オコンが、ヒュルケンベルグの後任としてダニエル・リカルドのチームメイトとなる。

 現在32歳のヒュルケンベルグは、「今シーズン終了をもってルノーとの旅が終わることを残念に思っている」とツイッターに投稿した。

「まだ僕たちのゴールにはたどり着けていないから、なおさら強くその気持ちがある」

「今シーズン、僕たちはさらに一歩前進できることを願ってきた。だけどこれまでのところはそれが達成できていない」

「ドライバーの選定がパフォーマンスの評価だけで行われるわけではない、ということはよく知られているとおりだ。あらゆる要素が考慮されて決まるからね」

「でもそれが現実だ。間違いなく、みんな違う結論を聞きたかったはずだ。それでも僕は残りのレースに、チームにとって最大限の成果が出せるよう集中して臨むつもりだよ」

「2020年については、良い結論が得られると確信しているけれど、今の時点では何も発表できることはない」

 その後ヒュルケンベルグはスパでメディアの取材に対して、ルノーが自分とのドライバー契約を更新しないことを決めたのではないかと感じたのは第12戦ハンガリーGPの後だったと認めた。

「サマーブレイクの期間を通して、そういう気配があった」

「ハンガリーGPが終わった翌週に状況が変わったように感じたんだ。だから、おそらく今何かが動いていて、この先に変化が訪れるかもしれないとは思っていた。ただはっきりしたことは今週になるまで分からなかった」

「僕はこのチームで3年目になる。2017年に僕たちは大きな進歩を遂げ、2018年も良い成績だった。だけど今年は厳しい戦いになっている。ここからさらに一歩前進するところだと思うから、走り続けられなくなることは残念だ。でも状況はそういうことだ」

■「ニコはチーム躍進の柱となってくれた」とルノーF1代表が感謝

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