また、レース審議委員会は、フェルスタッペンとの接触事故の後もダメージを負ったマシンで安全ではない状態で走行し続け、結果的に後方を走る複数のマシンに二次的な被害を与えたとして、ルクレールに10秒のタイムペナルティを追加。レース結果に合計15秒のタイムが加算されたルクレールは、6位から7位に降格した。

 レースディレクターのマシによれば、「1周目の終わりに、マシンのパーツが明らかに外れそうになっていたので、チームにルクレールのマシンをピットインするよう指示したにもかかわらず、彼らはそれを拒否して、3周も走り続けた」ということで、レース審議委員会はフェラーリに対しても、2万5000ユーロの罰金を科した。

 しかし、この裁定を巡って、後日またも一悶着が起きた。それは、ルクレールに10秒タイムペナルティを科す際に引用したレギュレーションに誤記があった。レース後に出されたレース審議委員会のリリースには、「F1競技規則、第38条 3項 d)」と記されていた。

2019年F1第17戦日本GP F1競技規則、第38条 3項 d)と記されたプレスリリース
2019年F1第17戦日本GP F1競技規則、第38条 3項 d)と記されたプレスリリース

 d)は、「10秒間のストップアンドゴー・タイムペナルティ」を意味し、このペナルティがレース終了後に科せられることになった場合には、10秒ではなく、レース結果に30秒が加算される。正しくは、d)ではなく、10秒タイムペナルティが加算される b)だったわけだ。

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