Q2では事前の予想通り多くのマシンがミディアムタイヤをチョイス。ただし中団勢では2台ともにミディアムを選んだのはトロロッソ・ホンダだけで、マクラーレンはノリス、ルノーとアルファロメオは2台ともにソフトを選び、セルジオ・ペレスも同様にソフトで1回目のアタックに臨んだ。

2019年F1第18戦メキシコGP セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
2019年F1第18戦メキシコGP セルジオ・ペレス(レーシングポイント)

 ボッタスはアタックラップでターン13でアンダーステアを出して曲がりきれず、ターン14のインをカットするかたちとなった。

 ここでトップタイムを記録したのはベッテルで1分15秒914。これに0.222秒差でフェルスタッペンが2番手で続き、ルクレール、ボッタス、ハミルトン、アルボンの順に。ハミルトンはクールダウンラップを挟んでもう1回アタックを行ないセクター1で自己ベストを更新したものの、ターン11でエイペックスにつけることができずインカットしてアタックを取りやめた。

 ソフトタイヤのペレスが1分16秒981で中団最上位の7番手につけたのに対し、ミディアムタイヤのトロロッソ勢は1分17秒台中盤で14番手・15番手と最下位。サインツも11番手とミディアムでのQ2通過が難しいことは明らかとなった。

 残り2分30秒を切ったところで各車が2回目のアタックに入り、サインツとトロロッソ・ホンダ勢もソフトタイヤを履いてQ3進出を狙う。

 ここでサインツは6番手、トロロッソ・ホンダ勢はクビアトが9番手、ガスリーが10番手タイムを記録してしっかりとQ3進出を決めた。ペレスは11番手、ルノー勢はヒュルケンベルグ12番手、リカルド13番手、アルファロメオ勢はライコネン14番手、ジョビナッツィ15番手とチームごとに並び、Q2敗退となったが決勝のスタートタイヤ選択の自由を得た。

 フェラーリ勢、レッドブル・ホンダ勢はソフトタイヤでQ3の予行演習を行なうが、メルセデスAMG勢だけは新品のミディアムタイヤを履いて再度のアタックを行なう。そしてハミルトンが1分15秒721のトップタイム、ボッタスは0.131秒差の2番手タイムを記録した。フェラーリとレッドブルはセクター3でバックオフしてタイムを更新せずミディアムスタートのままとした。

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