──本橋さんから見て、トロロッソに戻ってきてからのガスリーに成長や変化は感じますか。
本橋CE:慣れ親しんだチームというのがあって、伸び伸びやっていたのかなと思います。去年から築き上げてきた信頼関係のなかでいい関係にすぐに戻ることができたので、あとはクルマに馴れるだけかなと思っていました。
クルマに馴れるまで時間がかかりましたが感覚とかはすぐに取り戻してくれた。もともといい関係を築いていたことが、セッティングなどに反映できているのかなと思いました。
──本橋さんはトロロッソのチーフエンジニアであると同時に、ホンダの副テクニカルディレクターでもあります。このワン・ツーはホンダにとって……。
本橋CE:大きいです! 本当に大きいです。ドイツGPでワン・スリーというのがあったんですけど、やっぱりワン・ツーは僕らホンダもステップアップしている実感が湧く結果です。大きく一歩踏み出せたなと思います。
──ハミルトンに並ばれても、抜かれなかったのがさらに2位の価値を大きくしていますね。
本橋CE:あれは大きい。ドライバーも頑張ってくれましたし、ホンダも進歩したことを証明できたのかなと思いました。車体も終始良かったので人もマシンもパワーユニットも全部出し切って逃げ切れたのかなと。
──HRD Sakura(栃木県の本田技術研究所)には伝えましたか。
本橋CE:HRD Sakuraとは、ずっとリアルタイムで繋がってるから、伝わっています。
──やったぞ!っていう感じですか。
本橋CE:いや、やっぱり、ありがとうございますでしょうね。(HRD Sakuraの)みんながサポートしてくれてるので、僕らが現場で戦える。HRD Sakuraのみんなとともに勝ち取ったワン・ツーです。



