元F1ドライバーのデビット・クルサードは、このようにチーム内で問題が繰り返されるせいで、フェラーリのタイトル獲得は遠のいてしまっているが、こうした状況を収めるのにビノットは適任であると弁護した。

「マッティアは強靭な性格の持ち主であり、フェラーリに十分長く在籍していることから、彼らを座らせて『君たち、このことは受け入れられない』といった話ができるだろう」とクルサードは『Channel 4』に語った。

 以前マクラーレンとレッドブルでレースをしたクルサードによれば、インシデントをただ無視して先へ進むなどということはあり得ないという。

「彼らは握手をすることになるだろう。だが彼らのキャリアはともかく、人生の異なる段階にいる、ふたりの異なる人間に対処することになる」

「シャルルは、21歳の自分が何をわかっていないのかということに気が付いていないだろう。彼にはセブ(ベッテルの愛称)ほどの人生経験がない。彼は『分かった、もうああいうポジションにつけることはしないよ』という感じだろう」

「そしてセブは、自分に残されている時間が少ないことを分かっている。フェラーリでタイトルを取れるような十分な時間が彼のキャリアに残されているだろうか?」

「それは微妙な問題だが、事実は事実だ。事実を否定することはできない。さもなければ関係がすべて終わってしまう」

 『Sky Deutschland』のコメンテーターのサシャ・ルースは、ブラジルでのインシデントによって、ビノットは来シーズンに向け厳しいチームオーダーの線引きをすることになるだろうと推測している。

 ルースは、「彼らは検討の上、期限を設定するだろうと思う。たとえばだが、シーズン最初の4戦が終わったら、彼らはナンバーワンドライバーがどちらなのかを決断すべきだろう」と示唆した。

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