■ルノー、再三にわたる失格でポイントを失う
2019年、“ベスト・オブ・ザ・レスト”の位置を確固たるものにし、トップ3に迫ることを狙っていたルノーだが、パフォーマンスは精彩を欠いた。その上、レギュレーション違反によって失格となり、ポイントを失ったことにより、コンストラクターズ選手権の順位争いで苦しむことになった。
ルノーは日本GPで2台揃ってトップ10でフィニッシュしたが、その後、ブレーキバイアス調整システムがドライバーエイドを禁じる競技規則に反しているとと判断され、失格となった。これによりルノーは9ポイントを失った。
シンガポールでは、リカルド車にパワーユニット関係の規則の違反があったとして、予選8番手が取り消され、リカルドは入賞を狙うチャンスを奪われた。
ルノーはコンストラクターズ選手権でマクラーレンに大差をつけられ、5位に沈んだ。
●日本GP失格のルノーF1、「厳しすぎる制裁」に不満も控訴を断念。トロロッソ・ホンダとの差はわずか6点に
●F1日本GPで入賞のルノーが失格。ドライバーエイドに関する規則違反と認定。トロロッソ・ホンダに追加ポイント
●予選8番手のリカルドが失格に。ルノーがパワーユニット関連規則に違反:F1シンガポールGP
■フェラーリ、タイトル獲得の悲願届かず。違反疑惑やドライバー同士のもめ事も
プレシーズンテストではフェラーリの速さが際立ったものの、シーズン前半は1勝もできないというまさかの展開に。サマーブレイク後、パフォーマンスを向上させ、ベルギー、イタリア、シンガポールと3連勝を飾ったが、技術違反を疑うライバルの動きによってFIAが技術指令書を発行した後、失速。ベッテルとシャルル・ルクレールの同士討ちやミス、チーム側の采配のまずさも目立ち、結局はメルセデスに235点の大差で敗れる結果となった。
●フェラーリF1代表、パワーユニットの違反を否定。フェルスタッペンの不正発言に怒り示す
●フェルスタッペン「フェラーリF1の不振は不正行為をやめたせい」と発言
●フェラーリがルクレール車の燃料量申告で違反、600万円の罰金科される。3位は剥奪されず
●ベッテル「ルクレールを抜き返すチャンスがあったから仕掛けただけ。なぜ当たってしまったのか分からない」
●ルクレール「ベッテルがどんどん寄せてきて、最終的に接触した」

■F1過密スケジュールの影響も? ボッタスがエミリアさんとの離婚を発表
最終戦アブダビGPを前に、ボッタスが妻エミリアさんとの離婚を発表。お似合いの夫婦として好感度が高かったふたりだけに、ファンの間に衝撃が走った。長い交際期間を経て結婚したふたりだったが、ボッタスは「僕のキャリアと生活の状況がもたらす困難」が原因で別れることを決めたと述べている。
F1レース数が増え、関係者が多忙を極めていることは以前から問題視されており、それがボッタスの離婚原因のひとつなのではないかという推測も持ち上がっている。チームメイトのハミルトンは、F1での生活では1年を通して自宅を離れている時間が非常に長いため、家族など身近な人々との関係をうまく保つことが難しいと発言している。
2020年のF1では史上最多の22戦が開催される。
●ボッタスがエミリアさんとの離婚を発表。長年のパートナーに感謝の気持ちを示す
●史上最多のレース開催数となる2020年F1。フェルスタッペン「これ以上レースが多くなったら離婚が増えるかも」

