「だが、いまや世界中のどこにいようと、すぐに電話で話をすることができるのだから、クレアとは常に連絡を取り合ってきた。日々刻々と変化するこのビジネスにとって、彼女は不可欠な存在だ」
「今年の終わりまでには、またクレアに会えるだろう。できれば、それがアブダビ(の最終戦)になればいいと思っている」
ウイリアムズは、1980年から1997年までの間にドライバーズタイトルを7回、コンストラクターズタイトルを9回獲得した老舗の名門チームだ。近年では、過去2シーズンをコンストラクターズ選手権3位で終え、今年はフォース・インディアと同4位の座を巡って僅差の争いを繰り広げている。
「フォース・インディアを大いに称賛したい。彼らはすばらしい仕事をして私たちに戦いを挑み、この4位争いをとても激しく、面白いものにしてくれた。私たちが望んでいた以上にね」と、オドリスコルは言う。
「正直なところを言えば、私たちの今年のクルマの開発は、思っていたように順調には進まなかった。持ち込んだアップグレードは、どれも期待したほど効果的ではなかったし、2017年の新車の開発に専念する時期が、少々早かったとも思う。だが、後になってからあれこれと批評をして、早すぎた、あるいは遅すぎたと言うことは誰にでもできる。私たちはチームとして下した判断を支持する」
「選手権4位をめぐる戦いもあきらめていない。残り3レースで逆転劇を演じるつもりでいるよ」