■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=2位

2020年F1第6戦スペインGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位を獲得
2020年F1第6戦スペインGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位を獲得

 2台のメルセデスの間に割って入ることができ、素晴らしい結果だと思う。今日彼らはとても速かったので、この結果に満足している。全体的に今回もとてもいい週末を過ごし、大量のポイントを稼げたことに、満足していいだろう。

 いいスタートを決めて、早々にバルテリをパスできたことがカギになった。ファーストスティントでなんとかルイスについていこうと全力を尽くしたけれど、彼らのマシンの方がペースがよかった。今日のルイスは速すぎた。

 その後は自分自身のレースに集中した。マシンの感触はよかったよ。終盤バルテリがピットに入り、激しい追撃を受けるものと覚悟した。でも僕はその時のタイヤに満足していたし、彼は結局追いついてこなかった。

 2位はもちろんいい結果だ。でも僕らはこの位置にいるために戦っているわけじゃない。僕らは勝つためにここにいるのだから、勝てない限り、100パーセント満足することはない。

 今日は2台のメルセデスの間に入れたから、もちろんもっとルイスを追いかけたかった。でも現実的に考えよう。今は彼らのマシンの方が速いんだ。

(自身の公式サイトに対して語り)スタートでボッタスを抜いたことが重要だった。序盤ハミルトンはタイヤを労わることに集中していた。僕も同じことをしていたが、後ろにレーシングポイントがいたので、あまりペースを落とすことができなかった。その後、ボッタスがレーシングポイントを抜いたので、ますますペースを落とす余裕がなくなった。ハミルトンはその後、ペースを上げて、自分のリズムで走り始めた。そうするともう彼についていくことはできなかった。

(最初のピットストップの時期をチームに延ばされて苛立ちを示し「ルイスではなく自分たちのレースに集中しよう」と主張したことについて語り)4周にわたって、タイヤが終わったと言い続けていた。もちろんその時ピットインすれば、トラフィックの中で戻ることは分かっていた。でもフレッシュタイヤを履けば、(レーシングポイントを)簡単にオーバーテイクできる。僕はそれよりもバルテリにアンダーカットされるのが怖かった。最終的にピットインしたが、僕としては2周遅すぎたと思った。あそこで大量にタイムを失う結果になったんだ。理想的ではなかったね。

 1回目のピットストップの後は自分自身のレースをして、タイヤに気を配って走った。

(レース後の会見で、パワーユニット交換について聞かれ)データに異常が見られたから、前のエンジンに戻しただけだ。全く問題ないよ。

 今日は優勝争いには参加していなかった。レース中にも言ったことだけど、他のチームのことに気を取られすぎることなく、自分たちのことに集中すべきだと思う。結局のところ、他のチームがやることをコントロールできるわけではないのだから、自分自身に集中し、改善を目指し、競争力の向上を図るべきなんだ。ソフト寄りのコンパウンドだとかブリスターだとかいう要因に頼るのではなく、自分たちのマシンとエンジンからもう少しパフォーマンスを探り出し、競争力を改善することが大事なんだ。

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