2020年F1第10戦ロシアGPでは、ホンダ製パワーユニット(PU)搭載車4台が、全車入賞を果たした。毎レース、抱負を聞かれた際に「4台完走、4台入賞」と言い続けてきた田辺豊治テクニカルディレクターにとっては、昨年5月のモナコGP以来長く待ち続けた結果だった。

 一方でホンダとしては、イタリア2連戦でPU由来のトラブルが立て続けに起き、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)をリタイアさせた後の、名誉挽回のレースでもあった。

「リタイアすること自体がとんでもない話で、それを起こしたことに大きな責任を感じる」と語る田辺TDは、今回4台がトラブルフリーで走り切ったことに、「きっちり仕事をやり遂げてひと安心」と、ホッとしていた。

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